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November 2005

気功の学校・開校の辞

気功の学校・2006年の授業がスタートします。

「気功の学校」という授業スタイルは、
2002年4月の「気功の学校・エレメンタリー」講座からはじまり、
以来、様々な形で練られ、次第に成熟してきました。
そして、2004年の年末に春秋社から出版された「気功入門」は
「気功の学校」のエッセンスと言えるものです。

最近、そのスタート時に書いた「開校の辞」を読み直してみました。
今となっては恥ずかしい面が多々ありますが、
開校当初の精神は揺るがずに生き続けていることを痛感します。

以下参考に「開校の辞」を当時の原文のまま紹介しておきます。

開校の辞

 気功の学校は、学ぶ気持があれば、どなたでも入れる学校です。この学校には偉い先生はいません。これが絶対というカリキュラムや、ねばならぬという押し付けもありません。少しだけ道の先を歩いている仲間がいて、その場に応じて自在に変化する自然の学びの場があります。
 十数年前、気功はまったく未知のもの、そして不思議の塊でした。今もわからないことがたくさんあるし、ワクワクすることもたくさんあります。気の世界は尽きることのない楽しみを私たちに魅せてくれます。しかし、その楽しみはあるところを境にして見事に二つの、別々の道に分かれていきます。
 一つは学んだことに溺れていく道、もう一つは、学んだことに生かされていく道です。「私」が失われていく道と「私」が「私」である道と言い換えてもいい。今の消費社会の構造と同じで、溺れることはたやすく、感覚はにぶり、大事なものが見えなくなり、欲求はエスカレートする。溺れていることにも気付かないし、自分が無いから道連れを求め、何かに寄り掛かろうとします。この連鎖は勇気を持って断ち切らなければなりません。
 気功の学校は学んだことに生かされていく場です。それは教える側の問題であると同時に、学ぼうとする人がどのように受け取ろうとするかに大きく左右されます。
 まず第一に、一方的に受け取るだけでは無く、学びの場づくりに参加しているという主体的な気持が大切です。意識は場の空気を変え、全体に影響します。
 第二に、自分固有の物の見方や考え方を、その場ではとりあえず捨ててみること。誰一人例外なく、自分の偏ったものの見方で物を見、偏った聞き方で聞き、偏った感覚で感じているものです。それをどれか一つでいい、そのひとつを意識して変えると、新しい世界との同調が始まります。すると、すっとその世界に入っていけます。
 そして、第三に、学んだことを自分の感覚として確かめ、再現しようとすること。これは、頭の知識としてではなく、学んだことが身につくために、とても重要なポイントです。感覚は使わなければ錆び付き、使えば使うほどどんどん豊かになります。
 ここ数年間で得た気功協会の活動の成果には特に大きなものがあります。この間講師として協力してくれた人達、講座に参加してくれたたくさんの人達、そしてそれを支えてくれた会員の皆さんに心から感謝したいと思います。そのどこが欠けてもこうした有機的な学びの場は生まれてこなかったでしょう。おかげさまで、素直に、そのままに伸びていくことができる、そうした心身を育むための原則や最低限必要な技術が見えてきました。今回開講する「エレメンタリー」講座はその集約として生まれたものです。英語で小学校のことをエレメンタリー・スクールと言います。エレメントとは要素、ひとつひとつの元々の形、最初の構成元素を意味しています。最も単純でシンプルな形から気功の学びを初め、まずはその確かな土台を手に入れてほしい。そして、飛び立つ準備ができたなら、自由な気の大空に自らの力ではばたいていってほしい。そうした願いがこの講座の中に込められています。

 それでは、これから一緒に楽しい気功の旅の準備をはじめましょう。

2002年4月20日 天野泰司

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気脈の会・新潟

syougunsugi
11月4〜6日
毎年恒例、全国気功愛好者の交流合宿、気脈の会。
今年の開催地は新潟、出湯温泉&三川温泉でした。

写真は、三川温泉の近くにある将軍杉。
樹齢は約1400年、
幹回りの大きさは日本一
と案内の看板に書かれていました。

まっすぐに伸びるだけでなく、
根元付近からうねるように幹が分かれて張り出し、
大手を広げるようにしてバランスを保っています。

おもいおもいに、おちついた気の場を楽しみました。

スタッフダイアリーに関連記事有り。

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陰陽合気法・人部

人と宇宙全体とが
一つになって輝いていく。
いわゆる「人天合一」ということが
禅密功の大きな目的です。

その、禅密功の完成形がここにあります。

陰陽合気法・人部には
練習以前に日常行なうべきことがいくつかあります。
それらは以下の3つです。

・冷冲熱貫
・零飲倒走
・虎躍風鳴

冷冲熱貫
朝起きたら頭頂部に冷水を受け、夜眠る前に温水に足を浸す。
簡易には、朝は頭部を指先で手早くこすり、夜はてのひらでゆっくり足をなでます。

零飲倒走
冷たい水を少しずつゆっくり飲み、後ろ向きに歩く。
飲んだ水が全身の隅々にまで至ることをイメージします。
後ろ向きに歩くのに慣れてきたら、後ろ向きに歩いているイメージを持ちます。

虎躍風鳴
仰向けの姿勢でゆっくり背骨を反らしてゆるめ、耳の穴に指を入れて動かしその音を聞く。
後頭部と臀部、あるいは後頭部と踵で支えて背骨を反らします。
指はゆっくり様々に動かし、その霊妙な音に注意を集めます。

人部に共通しているのは、
人為を打ち消し、徹底的に元々の自然に戻っていこうとすることです。

日常から後ろ向きに歩いたり、背骨を逆に反らせたりということで、
本来の感覚を取り戻していくのです。
これらの準備は「儀規」と呼ばれています。


人部の「正功」は、大きく5つのプロセスに分けられます。

・肉中肉
・気中気
・息中息
・五心通
・大円満

個々の詳細にはふれませんが、
宇宙全体の輝きと私の輝きとが一つになって広がっていくことが
この気功の特徴です。

このところ、夜空が美しい日が続いています。
星々を眺めて、その光と一つになるようなつもりで、
少しぼーっとするのも良いかもしれません。

「大円満」とは
別名「大手印(マハームドラー)」と呼ばれ、
真に自在な境地を得るための方法です。

明日の「気功の神髄」講座では、
その境地にできるだけ肉迫していきたいと思います。

ただやり方の解説をするのではなく、
その境地への誘導を第一に考えて進めていきます。

「気功の神髄」も残すところあと2回。
皆勤賞は何にしようかなあ。

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