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December 2005

気功の学校・氣楽編二

 伊勢のお話をしましょう。
 年末の伊勢合宿は気功協会の恒例行事になっています。神宮と言えば、伊勢神宮を指しますが、内宮と外宮の正宮が2社、別宮、摂社、末社等合わせて125社全てが神宮というように、伊勢全域に渡る霊的なネットワークを形成しています。
 江戸時代のお伊勢参りは特に熱狂的で、文政12年には年間500万人が伊勢に参宮したと伝わっています。これは、当時の人口の5分の1にあたります。なぜこれほどまでに伊勢は庶民の心を引きつけたのか、伊勢信仰の本源は何か。伊勢の旅からひもといていきましょう。
 さて、正宮の正式な参拝ルートは下宮から内宮ということになっています。下宮におまつりされているのは豊受大神。この神様は食物の神様で、毎日二回、神様の食物を下宮で作っては内宮まで運んでいます。
 神宮では自給自足が徹底していて、自前の塩田を持ち、毎回火起こし棒で火を起こして調理をしています。また、20年ごとに、各社を全て建て直すという式年遷宮を続けるために、広大な山林を持ち、数百年先の将来のことを常に考えながら植林を続けているというのも他ではまず考えられないもので、自然を保ちながらの理想的な植林のモデルとなつているようです。
 一方、内宮は天照大神をおまつりしています。こちらは太陽の神様。アマテラスとは、すべてをあまねくてらすという意味ですね。
 冬至の日には、内宮の入り口にかかる宇治橋大鳥居の正面から昇る朝日を拝むことができます。感動的で、ジーンときます。
 冬至の太陽は特別な意味を持っていたようです。一陽来福(復)、陰の極みから陽がまた復活して戻ってくる。つまり、私たちの本性、「光」の蘇りという祈りがここに秘められているのです。
 冬至の日の出という、自然界の光の再生にふれ感動するとき、私たちの魂の光も再び息を吹き返すのです。それは、いわば私たちの無意識の中に眠っている本来の願望に気づき直していくことに他なりません。
 野口晴哉さんは『人間の探求』という著書の中で、整体を指導することは、その人の本性、エネルギーの起点となっている無意の願望を直接観ていくことだという意味のことをくり返し説いています。そして「徹底的に追いつめていけば、人間の一切の行為は種子を播くことと食べることの為に行われていることが判る。花と団子の世界といってよい。しかも一切の圧縮エネルギーのもとは性の抑圧である。(中略)自己保存の本能も種族保存の大きな欲求から見ればその手段にほかならぬということである。(中略)自分の生命さえその為には捨てるのである。そこに生命の延長発展がある。」と言っています。
 伊勢にはおおらかな性の文化があったことをご存知でしょうか。イセはイモオセ(妹背)を語源とし、男女陰陽の原理そのものを示す土地です。門前の古市が遊廓として全国に名を馳せただけではなく、下宮・内宮も陰陽のペア、そして2つの敷地交互に社を建て替える遷宮も場の陰陽をなしています。土地そのものをおまつりしていることは、敷地に白石が敷き詰められ、正殿床下に立つ心御柱が祭祀の中心であることからもよく分かります。陰陽の働きが随所にめぐらされた伊勢信仰に庶民パワーがドッと動くのは頷けます。
 さて、その性というものを、純粋に昇華させていく道を開くことが気功でも大切なことです。その準備として自然に笑うということを「気功の学校」の基本レッスンにしています。
 内から笑いがあふれてきて、肚の底から大笑いすると、抑圧されていた性のエネルギーが楽々開き、とってもすっきりします。神話の天岩戸開きは私たちの本源を見つける比喩になっているようです。
 笑門来福の伊勢の旅にまたどうぞおこしください。

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気功の学校・新学期のアウトライン

学校の案内

今回はシンプルです。
シンプルだから自由度も大きく、生活に根付きます。
身に付けば変わる!ココがポイントです。
また、新春の期間は、心身共に大きく変化します。
充実した3ヶ月をお過ごしください。

● 新年初講座は、恒例「新春てあての会」
 気功の学校・準備科。
 一年の計を立て、夢と希望を笑いで開き、潜在意識を活性化させて、学びのスイッチもONにします。
 笑い、ゆれ、あくび、活元運動と心願成就法。共通点は心と体の眠っている力、潜在力を引き出すことです。「やりたいことがスムーズに運ぶ」と毎年大変好評です。

● 続いて、課外授業「健康の学校」
 「心身の文法」このツボはぜひ押さえてください。また操体法・脱力体操・活元運動を一つながりの自然運動として学びます。症状別セルフケア満載の見逃せない講座です。

● メインは基礎科「エレメンタリー」
 気功の小学校は、幼稚園(準備科)と課外授業があることで、3日間のシンプルなレッスンに。3週連続の定着しやすいリズム。
「自分で!気功ができるレベル」が目標です。
 できるだけ「新春てあての会」から受講してください。学びが一ヶ月分違います。
● 本科「教える」は
 「エレメンタリー」が身に着くレッスン。
 身に着いていれば、教えられます。そして、気功を教えるときに大切なのは、自分で自分を整える力。春のベストシーズンに、からだとの対話を深め、心身をていねいに整えていきましょう。

全8日間、約40時間のレッスン。
クラスメイトとも自然に仲良しになります。


入学の準備

 気功の学校に入学する前に、準備しておくことがあります。それは、大人は子どもに戻ることです。小学校に入るのに難しい知識は必要ありません。一度白紙に戻ってゼロから学ぶつもりで、フレッシュな気持ちでお越し下さい。
 新入学・再受講共に大歓迎です。
 2006年の春も、皆様と共に学べることを楽しみにしております。
 新学期にご期待ください。


新学期・時間割

準備科◆ 新春てあての会
2006年を開く初講座
1月9日(祝)
講師◇天野泰司

課外授業◆ 健康の学校
東洋医学セルフケア365日
1月28日(土)、29日(日)
講師◇長谷川淨潤
 
基礎科◆ 気功の学校・エレメンタリー
Basicコース
2月5日(日)、11日(祝)、19日(日)
講師◇天野泰司

本科◆ 気功の学校・教える
指導者育成コース
3月5日(日)、19日(日)
講師◇天野泰司

会場◇全て、京都市生涯学習センター山科和室
時間◇10:30〜16:30
定員◇30名 申込順
教科書◇『からだの自然が目を覚ます気功入門』
  天野泰司著(春秋社)1575円
課外授業は『東洋医学セルフケア365日』
  長谷川淨潤著(ちくま文庫)609円

※詳細は講座案内をご覧下さい。
※毎年各地から受講生があつまる人気講座です。
 お早めに申込ください。

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新学期が始まります

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2006年 気功の学校・新学期の
カリキュラムがほぼ決まりました。

詳細は講座案内の方に上げていきます。

新学期に向けての文章を以下に
会報「気功生活」より転載して、紹介します。

ようこそ!気功の学校へ
新学期が始まります


 狂言はお好きですか。最近、茂山家のファン倶楽部「クラブSOJA」に、気がついたら入会していました。
 10年ほど前、ピッコロ保育園の公演で、狂言師の方が「子ども相手だと真剣勝負」とおっしゃっていました。笑いの気が直接伝わらないと、子どもは笑ってくれないのですね。
 今年の正月に観た「鶏婿(とりむこ)」は腹の底から大笑い。人間国宝、茂山千作さんの芸は並ではなく、「これは、このあたりに住まいいたすものでござる」と名乗るだけでクククッと笑いが込み上げ爆笑寸前でした。
 その茂山家の会報「お豆腐通信」によると、来年のメイン企画は「ザ・学校狂言」。年間100校余に出向く学校狂言こそは、茂山家の家訓「お豆腐主義」の基本なのだそうです。
 ホームページによると、『その昔、狂言が一部の特別な階層だけのものであった時代に、二世千作は地蔵盆・結婚式・お祝いの会などに出向いては狂言を演じつづけ、余興に困ったら「茂山の狂言にしとこか」と言われておりました。京都では常々おかずに困ったら「お豆腐にでもしとこか」などといいます。それと同じように「茂山の狂言はお豆腐や」と言われました。しかし二世千作は「お豆腐で結構。高価でも上等でもないが、味つけによって高級な味にもなれば、庶民の味にもなる。お豆腐のようにどんな所でも喜んでいただける狂言を演じればよい。お豆腐のほうで文句をいう必要はない。より美味しいお豆腐になることに努力すればよい」と逆手にとりました。私達はこれを家訓として語り伝え、「茂山の狂言にでもしとこか」と、気軽に呼ばれることをむしろ喜びたいと思っています。いつの世も、どなたからも広く愛される、飽きのこない、そして味わい深い。そんな「お豆腐狂言」を、広めていきたいと考えております。』とのことです。
 素晴らしいですね。茂山家を気功協会に、狂言を気功に読み換えてみると良い感じです。いつの世も、どなたからも広く愛される、味わい深い気功を目指したいものです。

 さて、気功協会2006年の幕開けは「気功の学校・新学期」。この学校は「気功の小学校」。一番の基礎を学びます。
 気功の基礎、心と体を自然な方向に育んでいく共通原理はなんだろう、と考え続けて得た答えが、「ゆるむ、感じる、自然に動く」。これを頭ではなく体で分かると、今までの気功も生活も本当に楽になります。
 新学期は、2005年メイン講座「気功の神髄」のエッセンスもほどよく効いて、いよいよ磨きがかかります。準備科→基礎科→本科の流れに課外授業が加わり理想的な流れです。楽な方へ動く「操体法」などは課外授業でしますので、よりシンプルな授業になります。
 1〜3月は「気功の学校」に全力投球です。
 やさしく学んで、自由に組み立てる。
 そんな気功の実力をつけてください。(気功生活Vol.32より)

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気功の学校・氣楽編一

黄金の華の秘密

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 この一月から「氣道」協会の会報でも「気功の学校」の連載をはじめることになりました。学校とは言っても、休み時間や放課後のように自由で気楽なスタイルで綴っていこうと思いますので、読者のみなさんもそんな気分で楽しんでもらえると良いなあと思っています。
 最近読んだ本で「黄金の華の秘密」C.G.ユング&R・ヴィルヘルム著(人文書院)は面白かったです。この本の翻訳をされた定方昭夫先生は新潟の長岡大学で心理学を教えているのですが、鍼灸師でもあり、易学の専門家でも、また古くからの気功仲間でもあります。先日新潟の温泉で交流合宿をした折に、ユング、易、シンクロニシティ、意識と無意識というあたりの話をまとめて伺う機会があり、その中でこの本のタイトルがとても印象に残っていました。
 この本、タイトルからして、少し怪しげですよね。実は呂洞賓という中国の仙人の様な人が書いた「太乙金華宗旨」という気功の本をヴィルヘルムさんがドイツ語に翻訳し、その訳本を見て感動したユングさんがその解説を書いているという内容の本なのです。
 以下独断と偏見でその中身をザッと解説しましょう。
 ユングさんは、「太乙金華宗旨」を読んで、東洋は遥かに進んでいるなあと、ものすごく感動し興奮しました。しかし、このまんまでは西洋人にはまず理解できないだろうから、西洋人の頭を丸くすることが私の役目だと腹に決め、ちょっと賢い目の文章で西洋人を口説きます。
 それを受ける形で、ヴィルヘルムさんの解説と訳とが以下続いていくのですが、これがなかなか良く出来た気功の教科書なのです。その大意は、「気功をすることで意識と無意識の通りを良くすること」とヴィルヘルムさんは核心を看破しています。
 ともかく、西洋の心理学に易と気功が与えたカウンターパンチは痛烈だったようで、未だに心理学を学ぶなら易を学びなさいという風潮がヨーロッパには残っているらしいです。カウンセリングを受けにいくと筮竹を立てて占われたりすることを想像するとなかなか面白い光景ですね。
 ところが気功の方は、その中身があまり西洋に伝わっていなかったとみえて、カウンセリングを受けにいくと気功を指導されるという光景はまだあまり無いようです。
 もう一つ、この本で、ユングさんは「秘教的な怪しい実践に溺れてはいけません」と口を酸っぱくして言っています。そんなに怪しいものではなくて、ただ淡々と気功のやり方が書いてあるのですが、ユングさんの解説によると、西洋の方は「そんなことはあり得ない」となるか、「オー、東洋の神秘、スバラシイ」となるか両極端なところがあるみたいです。
 面白い本ですから興味のある方はご一読ください。

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気功の神髄・最終回

劉漢文・禅密功の世界
全9回の講座が終了した。
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〈写真は終了後の会場にて撮影〉

4月から毎月月例で続けてきた講座。
9回全参加の方が9名。
うち1名は鳥取から。

皆勤賞は『気功入門』の裏表紙にも使われている
ニコちゃんの缶バッジ(今回のためにUDONレコードで注文)と、
たまちゃんレンチャンとうちゃん手作りのリンゴジャム。

続けてきて本当によかったなあと思える講座だった。
講師の私自身がとてもいろんなことを勉強でき、
いろんなことが話をしていくうちに自然にまとまっていくのは、
自分でも不思議な感じだった。

4月清明節に劉漢文先生の納骨式に丹東に行ってから、
禅密の学びはとてもスムーズになっていた。

天力と自力が結びついて発展していく、
まさに禅密功を学ぶ理想的な形。

今、新たな境地へと一歩進んだような気がする。
参加してくれたみなさん本当にありがとう!!!

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双至法

2000年に大連を初めて訪れた折りに、
劉漢文先生から始めに習ったのが双至法だった。

双至法は、双止法とも、また蛇蓮功とも呼ばれる。
禅密功独特の陰陽双修法である。

一人で練功する「自性交融」と、
ペアで練功する「両気相合」と、
2つの練習方法があるが、
どちらも、練習する前に必ずしておくことがある。

まず第一に、笑うこと。
何のこだわりもなく素直に笑えること、
つまり、小さな子どものような自然な心身の状態であることが
第一の関門になる。

第二に、練習の目的をはっきりさせること。
よこしまな心で練習を続けても良い結果は生まれない。
目的がはっきりしていると、その目的を達成する方向へ気が動いていく。

第三に、性に対する正しい認識を持つこと。
劉先生は、
「性ということの本来の性質は光明である」と板書した。
一般的な快楽を小楽とすると、
禅密功で求めていく境地は大楽。
宇宙自然の原理と一つになった大いなる楽しみの境地であり、
そのために、性という生命の元、生きていくエネルギーの元になっている自然の働きを
純粋に昇華し、活用していく方法が求められる。

その具体的方法を公開したものが双至法だ。
双至法を体験して、変わったのは、一番基礎の築基功だった。

気功の神髄・最終回の明日は、
双至法を学び、また原点の築基功に戻っていく流れになる。

ゼロに戻って始まる。
しかし、そのゼロポイントは螺旋を昇るように、
どんどん次元が変化していく。

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変化のきざし

今日はいつにないことがいろいろとおこり、
変化のきざしの多い日だった。

1.朝事務所に行くと、たまたま子供会の回収。
たまっていた段ボール、古紙などをちょうど良いタイミングで出すことができた。

2.今日の講習会場の西武につくと、ちょうど西武の担当の方とお会いでき、
好評なこと、次の企画の話などができた。

3.会場の時計が、ちょうど講座開始30分前で止まった。

4.BGM用に持っていったiPodが動かなくなった。(後で動いた)

5.会場のゴミを拾っていたら、爪の間にトゲがささった。

6.録音用に持っていったMDレコーダーが、
何度録音ボタンを押しても、すぐパチンと止まってしまった。

7.子どもの学校用のかばんの肩ひもが、切れた。

まだあった。
8.電話が不通になった。(翌朝に回復)

9.翌4日の講習終了間際に、JR塚本駅で落雷。

何かが変わろうとしている。
古いものから、新しいものへと、変化していく。
何がどう変わっていくのか、心を集めて、感じ取っていきたい。

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けがや病気の時の「てあて」

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秋の一燈園。
といってももう12月。
紅葉がまだまだきれいです。

暖かな日が続いていたので、
体も、春なのか、冬なのか、迷っていて
いろんな変調が多いような感じがします。

一燈園小学校の保護者会「燈会」の主催で、
気功の教室がありました。
内容は「けがや病気の時のてあての方法」
子どもの体調は気になるもの、
家庭で簡単にできるセルフケアとして、
てあてのやり方を、簡単なからだほぐしと一緒に
体験してもらいました。

teate

写真は後頭部のてあて。
後頭部は脈、体温、呼吸などの調整機能が集まっていて、
基本的な生命力を高める場所です。
後頭部に、てあてをしていると、
腰がしっかりしてきます。

赤ちゃんのてあては、後頭部とお腹にするのが基本で、
普段から後頭部とお腹に気を通していれば、
どんな変調のときも、たいてい順調に経過します。

てあてをする時に大切なのは
「ぽか〜ん」とすることです。
手をあてている相手には
心配とか不安とかもみんな伝わります。
また、「良くなって欲しい」と考えることも、
「今現在悪い」ということの肯定をしていることになります。

ただ手をあてて、
晴れ晴れとした心で無心に集中する感じです。

心身ともにゆるめて、呼吸を感じるようなつもりで
やってみてください。

明日12/3もてあての講座が高槻であります。
詳細は講座案内で。
お近くの方はぜひどうぞ。

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