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気功の学校・氣楽編三

takachihono
 温泉はお好きですか。
 今年のお正月は霧島に行ってきました。霧島は今なお活発な火山活動を続けている山々がいくつも連なるようにして集まっているところで、山麓のいたるところに温泉が湧いています。川全体が温泉になっている所や、温泉の滝などもあり、あちこちからもうもうと煙が上がっています。ともかく温泉の湧出量は半端ではありません。霧島の地に立つと、大地が秘めているエネルギーがそのまま伝わってくるかのようです。私たちの想像を絶するような巨大な力が確かにここにある。そう思えるのです。
 霧島の最高峰は韓国岳ですが、そのシルエットの美しさから、霧島の雄峰は高千穂峰だと言われます。この高千穂峰は天孫降臨神話の舞台だとも伝わり、その象徴として山頂には天逆鉾が立っています。確かに山麓の高千穂河原から高千穂峰を眺めると、なんとも神々しく、その場を立ち去りがたい感覚に襲われます。

 自然の造形の美しさは、私たちの心を動かし、また気を動かします。
 特別な仕掛けやからくりがあるのではなく、ただ、そのようにあるというだけのことに全身が震え、我を忘れ、心を洗われるのです。
 人知を超えた大きなそして精密な働きにはっと気付くのでしょう。それは言葉をつくしても語ることができない本質的な体験を含んでいます。

 自然と共生していこうという積極的な姿勢のことをエコロジーと言いますが、さらに本質的に自然と調和した生活を目指していこうという動きは当然にあり、ディープエコロジーという考え方もだんだんに広がってきました。
 アルネ・ネスというノルウェーの哲学者がディープエコロジーの提唱者ですが、ネスさんの考えは私たちの気功の考え方とたいへん近いものがあります。ディープエコロジーの七つの特徴を簡単に紹介します。

(1)自然界全体はお互いにつながりあい影響しあっていて、一つの気の織物のようになっている。
(2)生きとし生けるものの全ては、みなその生命力を花開かせようとする働きを等価に持っていて、そこに優劣は無い。
(3)多様だからこそ生命の変化発展の可能性があることを認め、争い奪い合うのではなく共生の方向を目指す。同様に、人間の生活様式、文化、職業、経済も多様性を認めあう。
(4)どの生命が偉いとか、尊いとかの順位づけはない。
(5)汚染をしない。資源を枯渇させない。
(6)複雑で精緻な自然の働きはすばらしく、それを見習った社会システムを目指す。
(7)中心からではなく、各地の自律的な動きによって自然環境は守られていく。

 以上の七つです。
 また、ディープエコロジーとトランスパーソナル心理学が結びついた、トランスパーソナルエコロジーというものもあるそうです。

 それはさておき、大切なのは、心身の余分なこわばりを脱ぎ捨て、自然の中に裸で飛び込み、一つになること。霧島の温泉はやはり魅力的です。
 泉質では湯之谷温泉、自然環境では旅行人山荘に軍配が上がりそうです。

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