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February 2006

クロワッサン

croissantjpg
3/10号のクロワッサンは
気功の特集
「誰にでもできる、気功のすすめ。」

メインは鵜沼宏樹さんの「簡単気功」
いわゆる「小功法」と呼ばれてきた
手軽にできて効果の高い方法。

今回の特集で
今までの「気功は特別なもの」という枠から
一歩前進した部分は評価してよい点でしょう。

ところが、いろんな人が、バラバラに
それぞれのオススメを紹介している感じになっていて
覚えることがたくさんあるような印象になっているのが残念です。

実際には、そんなにたくさんの動作を覚えなくても良いのですが
どうしても形がメインになりやすいということは
気をつけなければいけませんね。

何人もがスワイショウ(ふりこ)を紹介していて
同じような内容を少しずつ違ったように、重複して紹介しているのも気になりました。

私なら
まず気功全体の地図を広げます。
それは、従来の中国気功の伝統的な紹介のしかたではなく
気功というものの本質をゼロから整理し直したものです。

それから単純な日常の無意識の行為と気功を結びつけていきます。
あくび、笑い、のび、寝返りなどです。

次に姿勢の自然
立つ、座る、横になる
この3つです。

それから動作の自然
力を入れることと抜くこと。
動作を最小限に絞り込めば
前後、左右、ねじり
の3種類。

そこから簡単な方法を整理して紹介していきます。
スワイショウ(ふりこ)、波動功はぜひ出口さんに。
禅密功の基本の背骨の動きも外せません。

さらに、公園や森の中での気功。
目の前の生活環境を整えていくことの大切さ。
簡単な瞑想(静功)
気と心、これは加藤清先生に。
出産と子育て、これは岡田るんぬさん。
てあてと温法
日本の気功として、操体法と活元運動。
これは長谷川淨潤さんの紹介で。
さらに、野口体操の基本レッスンを羽鳥操さんに。

気功の考え方、練習の仕方を変えつつある福岡気功の会の動きも面白いし
全国の気功仲間の動静を伝えている、
会報気功生活の「北から南から」の様な記事も欲しいところ。

まだまだ気功の自由で、自然で、
生活に即した雰囲気が出ていません。

これは次回特集の楽しみということにしておきましょう。
今回の特集はまだまだ改善の余地があります。
「からだの自然」という主軸が必要です。

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自然に動く

エレメンタリー第3回目のテーマは、
「自然に動く」。

前回までの「ゆるむ」「感じる」のレッスンが
その土台となります。

自然というと、
ただ、だらんとしてしまったり、
逆に無節操になったりすることと
勘違いしている場合が多々あります。
どちらも自然という働きからは大きく外れています。

自然というのは、
ちょうど良い働きが、ちょうど良いタイミングにあることで、
その計らいが絶妙で、
とてもこまやかで、
寸分のくるいもなく、
最も良い働きを実現し、
とても美しい。
そういうものです。

私たちが、気功を通じて
からだの自然の動きや
からだの自然の働きを求めていくのは、
そうした
ちょうど良い働きを求めていくということなのです。

自然というのは、
常に変化しています。
また、何が自然かということはひとりひとりみんな違います。

そこで、自分自身の「からだの自然」を先生にして
学んでいくのです。

明日のレッスンでは、
2つの手がかりから自然の動きを実現していきます。

一つは無意識の側から、
もう一つは意識の側から、
そして、意識と無意識の境をできるだけ無くして、
融合したものにしていきます。

お楽しみに。

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日舞稽古

子どもたちの日舞の稽古に同席した。

動作、
イメージ、
呼吸、
間、
視線、
空気、
風、
重心、
足の運び、
腰、
背中、
肩、
持ち手、
集中しながら余分な思考を停止させる、
心の安定。

要所要所に的確な指示。
見事だった。

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エレメンタリー 2週目の課題

第2日目のエレメンタリー講座を終え、
これから一週間の自習テーマは、
「てあて」です。

「てあて」を感覚訓練として行なっていきます。
できればお互いに「てあて」をし合う相手をみつけて、
「お腹のてあて」、もしくは「背骨のてあて」をしていきます。
春は、お腹が整うと快適です。また、骨盤のシーズンですから、
仙椎や骨盤、手首、足首、肩甲骨、後頭部など、
生殖器に関係のある場所のてあても良いでしょう。

ポイントは、
まず、上半身の力、腕の力を抜いてゆるめること。
ゆるむと感覚が働き始めます。
次は、相手の体の声を聴こうとすること。
最低限、どんな呼吸をしているかを聴いてみてください。

できれば、全てを聴きます。
相手の無意識の情報を自分の無意識で受け取っていくような感覚です。
頭をゆるめて、ポカンとして、ただ受け取ることに集中します。

カウンセリングと同様に、ただ聴き、同調していきます。
感度の良いアンテナをたてて、ありままのすべてを受信していくのです。
それは、自分に無い他の人の感覚を学んでいくことにもなります。
結果として、自分の感覚が豊かになっていきます。

同調するための技術として、
自分の癖を1つ捨てるということがあります。
座り方とか、首の角度とか、自分の得意な体勢をどこか1つ変えておくと、
自分の枠が外れ、同調しやすくなります。

できれば、いろんな方と「てあて」しあってみてください。
お互いの感覚を学びあい、高めあっていく訓練として行なっていくことが大切です。

感覚は年齢に関わらず、
一生涯高め続けていくことができます。

健康ということも
感覚が高まった結果としてあります。

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エレメンタリー 二日目

第一回目のテーマは「ゆるむ」、
第二回目のテーマは「感じる」。
この2つは、順々に進んでいく気功の基本プロセスです。

どんな感じなのかと感じようとしても、
感覚が働いていなければ、感じ取ることはできません。

では、感覚が働かない時はどんな時かというと、
力が入りすぎている時と、とても疲れている時です。
どちらもゆるむと感覚が働きだします。

ゆるみを深めることは、
そのまま感覚を深めていくことになります。

ゆるめばゆるむほど、
感覚は繊細でクリアな感じになるのです。

故野口三千三さんはそうした身体感覚をとても大切にしてきた方です。

kotoba
「野口体操 ことばに貞く—野口三千三語録」(春秋社)は、
オススメの本の1つですが、その中で、

「柔らかさとは、次の瞬間の変化の可能性の豊かさ自由さで、関係における差異を感じ取る能力である。」

と言っているのは、
まさしく「ゆるむ」→「感じる」のプロセスです。

三千三さんの言葉は、気功の本質をつかむ上で示唆に富んでいます。
ヒントになる言葉をもういくつかあげておきましょう。

「力とは常に変化流動するなかで、そのときその場における『丁度よさ』が分かる能力のことである。」

「新しく働くことのできる筋肉は今休んでいる筋肉だけである。したがって休んでいる筋肉が多ければ多いほど、次の可能性が豊かだ。」

「運動能力が高いということは、その動きに必要な状態の差異を、自分の体のなかに、自由に創り出すことのできる能力である。自分のからだのなかにその動きに最適なエネルギーの通り道を空けることでもある。」

「力を抜けば抜くほど、真直ぐでなければ立つことはできない。」

「よく解(と)けている重さを、丁寧に重ねると、結果として真直ぐになり、それが動くと『波形』となり、その各点は『円』を描く。」

「いい姿勢とは骨盤(土台)の上に胴体や頭をうまく乗せている体勢のことである。次の瞬間の動き(働き)の可能性が豊かな状態だからである。」

「動きにおいて『楽だ、気持ちがいい』というあり方を限りなく追求する営みがそのままもつとも好ましい鍛え方なのだ。『楽だ、気持ちがいい』ということが単純で軽薄だという人は、そのコトバの中身が極めて複雑多様・繊細微妙で底知れない深さがあることを、本気で味わったことのない気の毒な人なのである。」

「『力』とは、いろいろな動き・働きがやさしく楽に気持ちよくできてしまう能力のことである。」

「『よい動き』とは、自然の原理に合った動きである。それは水や空気や植物などの動きの原理と共通なもので、素直で安らかで懐かしく、もともと当然のこととして在る。美の本質もここにある。」

こうした三千三さんの言葉の1つ1つは、
頭で考えるものではなく、体感として理解されるものです。
ところが、意識主導で体を使っていく体操やスポーツを従来の筋肉を鍛える方式のトレーニング方式で続けていてもこうした感覚を得ることは難しいでしょう。

その第一のハードルがゆるみにあります。

ところが、ゆるむという言葉にも誤解が生じやすく、
一般的にはまだまだ、ただだらんとするというイメージがあります。
次の運動の可能性としての「ゆるみ」。
気功で求めるゆるみも、そうしたゆるみです。

そして、そのゆるむことで、自然の原理が働き始める。
ですから、「ゆるむ」ということは、
簡単なようでいて、とても奥深い気功の基本の基本なのです。

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耳をこする

mimi
寒い時に耳をこすると暖かくなります。

指の間に耳をはさんでしっかり上下にこすると、
なぜだか体中がホカホカしてきます。

耳は腎臓や泌尿器系と関係があるというのは、
東洋医学の常識ですが、
そうした知識をたくさん知るよりも、
まず、自分の実感として体験しておくと良いでしょう。
知っているだけではあまり役に立ちませんが、
自分で体験したものは、実用になります。

寒くなるとトイレが近くなるのは、縮こまって体が捻れ、
腎臓に余分に負担がかかるからですが、
耳をごしごしこすっていると、腰の捻れが取れて、
腎臓が楽になります。

面白いのは、足の裏が暖まるように
手のひらでごしごしこすっていっても、
やはり同じように、腰の捻れが取れて、
腎臓が楽になることです。

どちらも手軽にできて、
寒い季節や、ちょっと冷えた時には大変重宝します。

また、耳が聞こえにくかったり、耳鳴りがしたりするのも
耳をこするだけで、
ずいぶん変わるようです。

子どもが言うことを聞かないと言う時も、
聞かないのではなくて、
よく聞こえていないということが多々あります。
冬場は特にそうですので、
足を温め、耳をこするようにしてみてください。

子どもは元々素直です。
素直でないように感じる時は、
冷えたかな?
無理しすぎかな?
と体のことを思いやってあげると良いでしょう。

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気功・太極拳の呼吸法

D2006-3

雑誌 大法輪3月号
特集「心と体を整える仏教の呼吸法」が発行されました。

釈尊、密教、天台小止観、ヨーガ、整体など、
仏教を中心に様々な呼吸法が紹介されています。

その中で、「気功・太極拳の呼吸法」の部分を天野が執筆しています。
呼吸という自然の営みから気功の本質までを、やさしい言葉でつづりました。
4ページの中にコンパクトにまとまった広々とした気功の世界を楽しんでください。

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エレメンタリー第6期開講します

気功の学校・2006春期 全体を通してのテーマは潜在力の自覚。
そして、エレメンタリーの目標は自分で気功ができることです。

この、自分で気功を続けていくということが実際には意外と難しいのです。

1つは、まずどのような気功を選んで行なうかということです。
からだの自然の摂理に沿ったものを「気功の学校」では学んでいきますが、
気功は目的も方法も多種多様ですから、
自然でない気功も意外と多いのです。
例えば、ガン治療の目的で設計された郭林気功はエネルギーを捨てる方法をメインにしているので、
一般の健康な人がガンの人と同じやり方をしてはいけないことになっています。

自然な気功の共通項は何かと探していくと、
心身をゆるめること。これがまず一番に来ます。
「気功の学校」もスタートはまず「ゆるむ」ことから始めます。
頭、体、心この3つをゆるめる。

頭をゆるめることは、大脳が発達した人間にとって、とても重要です。
神経系統をゆるめていくと、
からだの自然の働きそのもの、いわば野性的な力が活性化します。
理性的な思考の働きは全体の余分なブレーキになっている場合が多いので、
まずぽかんとして、そのブレーキを外してみるのです。
この頭のゆるみから入るのが、気功の学校の1つの特徴になっていますが、
頭も体の一部ですから、体からの方がゆるめやすい人は体からゆるめていけば良いのです。
体をゆらすというのがその簡単で具体的な方法です。
あるいは、感情や心理面からゆるめていくこともできます。
これも誰でもすぐできる方法があります。心がゆるんでいる時の表情を作ればよいのです。
つまり笑う。
微笑んだ表情をつくるだけで心はスーッとゆるんでいきます。
頭はぽかんとして、からだがゆれ、心は微笑んでいる。
この3つが同時にある感じになります。
これがゆるんでいるときの基本です。

ここまでが準備として必要なことですが、
まずゆるむという原則が分かっていれば、大きく道を間違えることはありません。
安心して気功を続けていくことができます。

そして、ふりこ、波、円などの代表的な自然の動きに繰り返し馴染んでいけば良いのです。

運動そのものは、前後、左右、ねじりの三種類しかありません。
どんなに複雑に見える動きでもみんなその組み合わせなのです。

それを、立つ、座る、横になる(眠る)
それぞれの体勢で工夫していくわけです。

ここまでが第一日目のレッスンのおおまかな内容になります。

シンプルな組み合わせで、からだの自然にそった動きですから、
すぐ自分でできるようになります。

そして一週間も続けていると、
どんどんゆるみも、動きの質も高まっていきます。

そこで、次に「感じる」というレッスンに進みます。

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