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手のひら療治

昭和49年に『手のひら療治』という本が錦正社から出ています。
著者は鈴木五郎という方です。

鈴木五郎さんは大正10年に京都鹿ケ谷の一燈園に入園し、
昭和4年に財団法人「光泉林」の創立に参加、
その「光泉林」が、京都山科区四ノ宮にある現在の一燈園です。

同4年の夏に「手のひら療治」創始者の江口俊博さんが
「光泉林」を訪れ、その初めての講座を開いたのだそうです。

江口さんは元長野中学の校長先生で、
西田天香さんが大正10年7月に『懺悔の生活』(春秋社)を世に出した
その直後に、天香さんに学校での講演をお願いしているという
何とも不思議な縁なのです。

江口さんは、息子さんの病気から民間療法を研究し、
その共通項をしぼりこんで、最もシンプルな「手あて」ということに
確信を持って取り組み、また効果を上げていきます。
そのときの発願がこう記されています。
「これはだれでも出来ることだから、全国民に、いや、全世界の人々に、人間である限りは、こうした大きな能力を授かっていることを自覚して、お互いに活用してもらいたい。」
そして、「手のひら療治」という名前をつけて普及していくことになるのですが、
江口さんは
「道具もいらず費用もかからず、ただお互いに当て合えばいいのだから、一燈園の方たちには最もふさわしい療法だろう」と、
真っ先に一燈園に教えに来られたのだそうです。

天香さんを筆頭に、当時一燈園にいた約300人の同人が「手のひら療治」を習うことになり、
『手のひら療治』著者の鈴木五郎さんもその中の一人だった訳です。

この本はなかなか分かりやすくてよい本なのですが、
残念ながら絶版になっているようです。

子どもが学校(燈影学園)の図書室で借りてきてくれたので、
読んでびっくりしているところです。

基本は気功協会でやっている「てあて」と同じで、
ただ手のひらが引かれる所に手を当てていくのですが、
その引かれていく感覚のことを「響き」と言っています。

整体の言葉を借りると「感応」ということになるかと思いますが、
「響きのあるところに手をあてる」と言えば、
なかなかよい言葉の響きです。

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Comments

「手のひら療治」読んでみたいです。
なんとか探してみます。

Posted by: ohkosai 王虎斎 | June 14, 2006 at 09:21 PM

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