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気功の学校・氣楽編十

Daihouji
この夏、四国と岡山に行ってきました。

石鎚山系、四国随一の渓谷面河渓。
その山岳博物館での特別展を見てきました。

インターネットがとりもつ不思議な縁で、一家四人の四国行きが急遽決定。
道後温泉が近いことが判明し、道後温泉の英国風ホテルをネットで即予約。
電車を取ったのは出発の前日でした。

映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったという道後温泉本館の湯は、
マイルドで熱く、浴槽は深い。
雰囲気は古い銭湯そのまま。明治時代の建築です。
湯も雰囲気もなかなか良いのですが、
洗い場のシャンプーの匂いは久しぶりで、なかなか強烈なものでした。

そうそう、食品添加物関係で新しい動きが出てきています。
『食品の裏側〜みんな大好きな食品添加物』という本です。
食品添加物の専門商社の敏腕セールスマンだった著者の安部司さんは、
ある日自分が作ったヒット商品のミートボールを娘がおいしそうに食べるのを見て、
それだけは食べてはいけないと反射的に皿を取り上げて中身を捨て、
すぐに会社を辞めたのだそうです。

私も大学卒業後は食品会社の研究所に勤務していたので、
添加物で味を操作することは知ってはいましたが、
その渦中にいると、それがあたりまえのこと過ぎて、
疑問を持たなくなってくるのです。
慣れというものはたいへん怖いものだと身をもって思いました。

添加物でいちばん問題になるのは、感覚の麻痺だろうと思います。
著者も、子どもたちの味覚が麻痺して
本来の食文化が失われてしまうことを最も危惧していますが、
小さい頃から添加物の味になじんでしまうと、
本来の食材の味が分からなくなってしまいます。

グリーンアップルキャンディーの匂いを出すカメムシがいるというのは、
山岳博物館の展示で見てびっくりしたのですが、
不快な匂いが、美味しい匂いと混同されだしたら生命の危機に関わります。

感覚が鈍れば鈍るほどより強い刺激を求めてしまう。
これは、どこまでいってもほんとうの満足がなく、
欲望がふくらんでいく仕組です。
私たちは、本来の自然の感覚を取り戻し、
その感覚に日々磨きをかけていくことで、
心身ともに充足していきます。

さて、道後から面河までのドライブの途中、
四国八十八ヶ所の第四十四番、大宝寺に休憩がてらお参りしました。
参道に苔むした杉の大木と、山門の大草鞋が印象的でしたが、
毎日毎日たくさんの人が拝んでいる雰囲気と、
茶店のおばさんのほんとうに何気ない親切な接待が心に残りました。
お遍路に通う人の気持ちが少しだけ分かったような気がしました。

帰路は、「乗ってみるとマッチ箱のようだ」と評された坊ちゃん列車に乗り込み、
松山から特急しおかぜに乗り岡山で途中下車。

天真爛漫でダイナミックな作風の絵本作家スズキコージ氏の
ライブペインティングのフィナーレに参加。

道後ビールは美味しかったです。

写真は大宝寺山門。

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