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気功の学校・気楽編 十一

Kamitani300

芦生の森へ行ってきました。
秋分の日と翌日の日曜日の2日間。
天然の森の中で気功をし、
大自然の中にとけ込む密度の高い時間を過ごしました。

宿泊した芦生山の家は、
その森の入り口に建つ、まだ新しい木の香りが漂う
こじんまりした清楚な宿。
手作りの草餅、山菜の佃煮、万願寺唐辛子の天ぷら、
地鶏のすき焼きに生みたての卵と、
食卓に並ぶもののほとんどが、そこで採れた手作りのもの。
森の中をよく歩いておなかがすいているのはもちろんですが、
自然の滋味があって、体が満ち、
ここの食事をいただいただけでも、
来て良かったなあと幸せな気分になります。

切り出した木材を運ぶためにつくられたトロッコ線路。
今はもう使われることはほとんどなく、
気軽な散策コースになっていて、私たちもその中間地点あたりまで、
往復で約3時間ほどの道をまず歩きました。
お天気も良く、由良川の本流に沿って木漏れ日の中をゆったり歩きます。
少し開けたところで河原に下りると、みんなスーッとその場にとけ込んでしまい、
何かとても静かな、そこだけ時間が止まっているような感じでした。

ハッと息を飲むような自然の美しさと精緻さがそこにあり、
また同時に、その自然の豊かさを感じ取る体の働きがそこにあります。

「自然は素晴らしい」とは、お題目のようによく言われることですが、
自然の素晴らしさ、美しさ、精妙さ、神聖さを
感じ取ることができる感覚が無ければ、
自然の素晴らしさというものはあっても無いようなものです。

私たちの中の感じる力、感受能力があってこそ、
自然は素晴らしい姿を見せてくれます。
そのことを中国気功界の大御所、故劉漢文先生は
「天人合一」ではなく、あえて「人天合一」と表現しました。
自然と一つになるためには、まず自分から。
これが気功の骨格です。

そして、その具体的方法として、
笑い、背骨を動かし、自然な性を働かせ、
意識や目的から心身を解放してゆくのですが、
そのことを「先天に還る」と言います。

体の中の天然が全開になって、とてもスムーズに、
自然界全体と共鳴しながら働いている状態です。

去年歩いた下谷はバスで林道を下り、
樹齢2〜3百年のトチの森や
幹周りが一〇メートルほどもあるカツラの大木のところで気功をし、
上谷の森の中をゆっくりと、
由良川のはじめの一滴が始まるところまで遡っていきました。
どこからともなく水がわき出し、小さな流れが始まるその地点に立った時、
何か柔らかな光に包まれたようでした。

できるだけ要らないものを無くそうと企画した天然の森合宿。
その思いを知ってか知らずか、
森は私たちの感覚に磨きをかけ、
まるごとの先天の世界へと連れて行ってくれました。

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