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気功の学校・気楽編 十九 

Tochi_1


新緑の芦生の森には、清々しい風が吹いていました。

禅密気功の目的は、
人と自然とが一つにつながり合う「人天合一」。
四千ヘクタールもの広大な天然林が残る芦生の森は、
禅密気功を学ぶのにピッタリの環境なので、
ここ数年、毎年訪れていました。
新緑のシーズンは今回が初めて。
初々しい緑の森の中での気功はなんとも言えず心地よいものです。

今回は小学五年生から七〇歳までの、
十二名が参加。園部駅からマイクロバスにゆられて約一時間。
途中、美山茅葺きの里で一服。
茅葺き屋根の民家が何件も残っている集落で、
畑のあたりでぼーっと寝転がっていると、
古い日本に戻ったような、ほっとした気持になります。
一般の観光客が入ってくるのはこのあたりまでですが、
私たちは由良川に沿ってさらに奥へと入っていきます。
五月中旬頃は山藤が綺麗です。
大きな杉の木に藤が巻き付いて、
薄紫色のクリスマスツリーのようになっているのには
ビックリしました。

私たちが泊まった芦生山の家は、
芦生の森の入り口にあります。
ログハウス風の、まだ新しい清潔な建物。
キノコや山菜など地元の食材を使った
お食事の美味しさもこの宿の魅力です。

一日目は、
由良川沿いのトロッコ道を散策し、
夕方には地元の公民館を借りて、
蛙の大合唱をBGMに活元運動(自働運動)をし、
夜はお互いに「てあて」(愉氣)をして、
翌日の森に向けて、コンディションを整え、ぐっすり眠ります。

翌朝は、
軽く体を動かしてから朝食をとり、
宿の手作りお弁当をリュックに詰めて
マイクロバスで杉尾峠に出発。
由良川の源頭、初めの一滴が始まる所から、
なだらかな上谷をゆっくり下っていきます。
途中、ただ森の気配を感じたり、気功をしたりしながら、
予定の時間を一時間ほど超過して、
芝生の広場になっている長治谷に到着。
緑が眩しい森を眺めながらお弁当を食べ、
ごろんと横になると、
ポカンとしてしまい、何も考えられなくなります。

長治谷には、既にバスが待機していて安心です。
時間が押し、急ぎ足だったのが残念ですが、
毎年通っている下谷の大カツラやトチの巨木の林にも立ちより、
濃密でいてフレッシュな新緑の森の気配を味わい、
身も心もとてもサッパリして、帰路につきました。

森に入り、森を味わうことが気功。
今回の一泊二日の旅は、そのことをとても鮮明にしてくれました。
自然の感覚を目覚めさせ、
その感覚を高めていくことが気功の大きな目的ですが、
ともすると、気功という技術を追求することが主となり、
本来の目的を忘れてしまう場合があります。

本当は何もいりません。
そして、気功があることで、森とも深く共鳴できます。
「気功をしましょう」と言えば、
意識のチャンネルは既に感覚のチャンネルに
さっと切り替わっているのです。

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