気功の学校・気楽編 二十七
古来、日本人の気の感覚は
とても優れていたのではないかと思います。
神社のように清々しく気持の良い場を
イヤシロチ、
どんよりとして気持の良くない場を
ケカレチと呼び分け、
気の場を良くするための
様々な方法を活用していたようです。
その中でも良く知られているのが
炭を用いた環境浄化法です。
一定量の炭を一ヶ所に固めて埋めると、
辺り一帯の電位が上がり、
生命活動が活発に行われやすいフィールドができます。
人間にとって快適な生活空間になるだけではなく、
植物の生育も良くなるので畑に埋炭することも行われています。
詳しくは楢崎皇月さんが研究したデータがありますので探してみてください。
では、実際の埋炭の要領を簡単に説明しましょう。
お庭に埋めるなら比較的簡単にできます。
直径一メートル深さ一メートルの穴を堀り、粉炭を埋めます。
一般的には粉炭約三百リットル、
重量にすると百キロぐらいの粉炭を
ギュッと固めて埋めます。
今回は蓼科高原農場の竹の粉炭を使いました。
半径十五メートルの範囲が一ヶ所の埋炭でカバーされますから、
普通の家なら中心に近い部分に穴を掘ると
すっぽり1軒分がイヤシロチになります。
埋炭は今回で3回目になりますが、
穴掘りはなかなか大変です。
特に砂利が多いとスコップがさっと入らないので時間がかかります。
スコップも歯が欠けてきたので、
今回は金象印のスコップを新調しました。
単純な作業で汗をかくのもなかなか気持の良いものですし、
実を言うと穴を掘るだけで電位が上がるのです。
だから穴掘り自体が体の浄化になり、心身共にサッパリします。
穴が掘れたら粉炭を投入し、
水をたっぷり入れてしっかり踏み固めることを繰り返し、
最後に表面の高さまで土を埋め戻します。
ただ穴を掘っただけでは、
だんだんに電位は元に戻ってしまいますが、
炭を埋めることで半永久的に電位の高い状態が保たれます。
炭は適度に電気を通す半導体的な性質を持っているので、
地中から地表への電子の動きが持続するのです。
以前の北園町の事務所は埋炭して約十年使ってきましたが、
二、三年経ってから、とてもスーッとした気持の良い場になり、
それからは年を重ねるごとに環境が良くなってきていました。
その、とても愛着のあった事務所ともお別れです。
畳の広間の床下一面に敷き詰めていた炭を
南松原町の新事務所に移し、
玄関先で元気に育っていた紫陽花とジャスミンも移植しました。
取り壊しの二日前、
箒の他何もない事務所で最後のお掃除をして、
先方の弁護士立会いの元、鍵を家主に返還しました。
ひとつ終わり、また新しく始まる。
無くなって寂しい気もするけれども、
無意識にしょっていた過去を清算して
心がスーッと軽くなったような気がします。


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