« 気功の学校・氣楽編 三十三 | Main | 『タントラへの道』 名著紹介 »

気功の学校・気楽編 三十四 

Kokyu


台北に初めて行ってきました。

台湾系のエバー航空で、
バリ島へ向かう行き帰りに
三日ほど立ち寄っただけの短期滞在ですが、
台湾の持っている大きなエネルギーを感じた旅でした。

まずは、食に対するエネルギー。
これは並のものではありません。
福華大飯店地下にあるお茶の専門店奇古堂。
台北に着いて一番に向かったのがココです。
台湾のお茶は緑茶系から紅茶系まで品種の幅も広く、
産地によって独特の風味があります。
どこに行ってもお茶が美味しいというのはとても嬉しいのですが、
奇古堂のお茶は特別に厳選されていて、
一グラムほどの少量で十煎も味わい深いお茶が楽しめます。
小さな急須に茶葉を入れ、
陶器で沸かしたお湯を注ぎ少し待つ。
それを一度全部出し切ったものを聞香杯に分け、
茶杯に移し替え、聞香杯に残った香りだけを嗅ぎます。
ふわ〜っと立ち上る香りにうっとりしてしまい、
しばらく心が無になります。

次に向かったのは、小籠包の超有名店、鼎泰豊。
案内本には必ずと言ってよいほど載っているので、
お味はどんなものかと少し不安がよぎったのですが、
これはいけます。
生姜の千切りがのった小皿が運ばれてきて、醤油と酢を回しかけます。
これに蒸し上ったばかりの小籠包をつけて
汁がこぼれないように蓮華で受けながらあつあつをほおばる。
じゅわーっと一気に広がるうま味が生姜のサッパリした味とからまり、
いくつでも次々に食べてしまいます。

もう一つ特筆に値するのは、情報に対するエネルギーです。
誠品書店は約五〇の支店を持つ台湾最大の書店ですが、
その旗艦店信義店は地上6階・地下2階七五〇〇坪の売り場面積で、
本を中心にした最先端のカルチャーゾーンになっています。
また敦南店は二十四時間営業で、
あちこちで座り読みしていても注意される様子は全くありません。
街角の小さな書店でもなかなかセンスが良く、
出版社の数も中国本土の出版社約六〇〇社に比べ、台湾は七〇〇〇社超。
また面白いのは
必ず日本書や日本の雑誌のコーナーがあり、
かなりいい値で売られています。
台湾の親日感情は強いとは聞いていましたが、
日本の流行にも敏感なアンテナを貼っているみたいです。

私が、この台湾の大きなエネルギーから感じるのは、
中国の潜在力です。
情報の操作と統制を続けたまま
開放経済という拝金主義に走った中国の窮状は
今あちこちでほころびを見せていますが、
その混乱から一気に立ち直るだけの力が
台湾に貯蓄されているような気がします。
そして、その台湾の多くの人が憧れている国が日本
だというのはとても興味深い構図だと思うのです。

日本と台湾と中国、そして南北朝鮮が
友好的に手をつないで歩む日はもうそう遠くはない。
その理想的シナリオの中で
日本の役割はかなり大きなものになる。
そんなことを直感させる旅でした。

|

« 気功の学校・氣楽編 三十三 | Main | 『タントラへの道』 名著紹介 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 気功の学校・氣楽編 三十三 | Main | 『タントラへの道』 名著紹介 »