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気功の学校・気楽編 三十八

Tshoko

ラクパ・ツォコさんの講演を聞きました。
ツォコさんは、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所の代表。
国際宗教同志会総会の記念講演として
「チベットの現状」を堪能な日本語で語っていただきました。
会場は京都山科の一燈園。
ちょうど西田天香さんの誕生日にあたる二月十日でした。

資料として配られたチベットの地図を見ると、
今の中国政府が定めているチベット自治区の倍ほどの広さがあります。
日本の約七倍の広さだそうです。
チベットの伝統的な呼称では
アムド、カム、ンガリ、ウ・ッアンの四地区がありますが、
青海省、四川省、雲南省などの各省に
分割して組み入れられて統治されていて、
本来はパンダの生息地もチベットなのだそうです。

ツォコさんがしめくくりの話の中で強調されていたのは、
決して対岸の火事ではないということ。
そしてアジアの中で日本がどのような態度を取るかが
とても重要だということでした。
人道的な見地から
善光寺が聖火リレーのスタート地点を辞退したことは
世界中の大きな注目を集めたそうです。

チベットが過去にどのような侵略を受け、
徹底的に文化や民族性までも破壊されて来たかについては、
初代日本代表のペマギャルポさんが二〇〇八年六月に出した
『中国が隠し続けるチベットの真実』(扶桑社)に詳しいので、
一度お読みになってみてください。

そして、ダライ・ラマ法王の亡命五十周年を前に、
チベットおよび周辺広域への外国人の立ち入りが全面的に禁止され、
非常に緊迫した状況下にチベットはあります。
大切なことはありのままの真実を知ることで、
そこから問題となっているものごとは
自然に解決に向かっていくのだと思いますが、
報道やインターネットにまで徹底的な規制と検閲が行われ、
過剰なまでの情報操作が行われている中国では、
十二億の人民の多くが
「ダライ・ラマはペテン師」と信じて疑わないという現状があり、
そこに疑問を感じた方からの質問も飛び出しました。

とても嬉しく感じたのは、
在日中国人・チベット人友好会ができるというニュースで、
二月十四日に結成式があり、約百名が集まり
「中国人とチベット人が何ら対立していないことを
世界に伝えるために、このような会合をもっと開くべきだ」と
多くの人が提案したそうです。
少なくとも日本の中では、
中国人もチベット人も
お互いに理解し合い敬意を持って協力し合っていける
という事実が持つ意味はとても大きいと思うのです。

西田天香さんは、
争いのない生活を求め徹底して実践してきた方ですが、
そのたった一人が、
争いの種になることをしない生活を生き通したという
「事実」が、
日本やまわりの国々に与えた潤いというものは
あまりにも大きくあるように私は思うのです。


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