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見本が届きました

Sinkan


本日、新刊『気功の学校』の見本が届きました。
なかなかのできばえです。
今年前半は、この本を作ることに精力を注いできたので、
とても嬉しく思います。

編集さんから添えられていた一筆に、
「社内でも評判になっています」とありました。
「読むだけで体がゆるむよう」なのだそうです。

帯付きの表紙
Cover_omote

裏表紙
Cover_ura

みなさんも
手に取って
ゆるんでください。

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自然な体がよみがえる

8/28-29 京都山科。
恒例、出口衆太郎先生の自然身法サマーセミナー
「気功と風水」がありました。

参加者も全国各地から京都へ結集。
今年はテーマ内容が絞られていたこともあり、
充実した講座になりました。

特に大きな収穫だったのは、
ゆるんだ体から生まれてくる心の動き。
東西南北天地人、七方向へ、
ゆるみつつ、感覚を開いて、自然な動きをくり返していると、
ありがたい気持ちや、いとおしさ、生きているよろこびや、幸せな感じが
じわ〜っとこみあげてくる。
しとやかな動作から生まれてくる
そのなんとも言えない、
心の豊かさのようなものを
初心者も含めて、大部分の参加者が感じ取っていたようなのです。

出口先生、参加者のみなさんありがとうございました。


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さて、今回の講座に関連して
新刊『気功の学校』の内容に少しふれておきます。

自然ということの、つきない深さについてです。
サブタイトル「自然な体がよみがえる」は
どちらかというと営業サイドの意見から採用されましたが、
そう決まってみると、
気功のポイントがとても明確になって良かったような気もします。

気功を続けていくことは、
自然な習慣を身につけていくことです。

自然な体の使い方、
自然な心の使い方、
そうしたものに繰り返しなじみ、
不自然な習慣は、できるだけ減らしていきます。

無理な鍛錬や修練はかえって心身を蝕むことがあります。
精神性を強く求め過ぎるのもとらわれが強くなるので危険です。

今までの気功の歴史の中では、
そうした過ちがくり返されてきました。
気功だけでなく、社会全体も、
求め過ぎ、やり過ぎてきたことの反省がはじまっています。

これから必要なのは、
ごく普通の、あたりまえの気功です。

余分な力を抜いてゆるむ。
全身に感覚を行き渡らせる。
心も体も自然に動いていく。

そうして、自然に動く習慣ができると、
心も自然に動いてきます。

その自然というものが、とても深い。
最終章「自然の力に目覚める」では、
心が持っている自然の大きな力について
まとめています。

大切なのは、それが体の動きや、感覚の深まりと
つながりあっていること。
詳しくは、新刊『気功の学校』を
1時間目から7時間目まで、
一気に、通して読んでみてください。

とても自然で基本的なことですが、
かなり画期的なことが書いてあるのではないかと思います。

自分で読んでいても面白いです。


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もう予約されましたか。
予約購入は、気功商店街からどうぞ。

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目次

新刊『気功の学校』の見本がそろそろ上がってくる頃です。
ちょっと、わくわくしながら待っています。

7時間の時間割にそった
『気功の学校』の目次を一足先に紹介しておきます。

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目次

はじめに──気功の学校へようこそ

1時間目 気功とは

気功って何?
回復力の働く習慣
習慣として力をつける
目的と三つの効用
 1 体調が良くなる
 2 心が楽になる
 3 生活が楽しくなる
源流と成り立ち
医療気功の発展
武術気功の流れ
宗教気功の流れ
孔子と老荘思想
仏教・禅・密教
日本の気功の歩み
体の中にある「元々の自然」
体の自然
心の自然
生活の自然
やさしさと楽しさ
1時間目のまとめ

2時間目 気功の基本

まずゆるむことから
楽に、気持ちよく!
いろんな動きを試してみる
おだやかにはじまり、おだやかに終わる
整った状態を味わう
2時間目のまとめ

3時間目 気功で整うしくみ

「自ら整う」以外の整い方はない
自然な体の使い方を身につける
体を整える
ゆるんでいて、まっすぐ
心を整える
体の左右をバランスよく使う
息を整える
イメージの使い方
生活を整える
3時間目のまとめ

4時間目 気功をやってみよう

のびとあくび──即効かんたん気功
あくびをする
首をまわす──頭を楽にする
体をゆする──体を楽にする
笑う──心を楽にする
三つの動き
ふりこの動き
 前後のふりこ
 前後のふりこのバリエーション1──部分を感じる
 前後のふりこのバリエーション2──大きさや振り方を変える
  後ろに大きく
  前に大きく
  一番大きいふりこ
 左右のふりこ
 ねじりのふりこ
 腕まわし
 交互のふりこ
波の動き
 前後の波
 左右の波
 ねじりの波
 自由な波
なでる、たたく、手をあてる
気を集める
4時間目のまとめ

5時間目 気功と健康

「病気は治る」のが自然
風邪の効用
ローインパクトであること
健康の王道を知る
首と頭の症状
 頭痛
 発想
肩と腕の症状
 肩こり
 胸の症状
 咳、睡眠
 喘息、アトピー
お腹の症状
 腹痛
 便秘、下痢
腰と足の症状
 腰痛
 打撲、ねんざ
女性の健康と子育て
 生理痛
 更年期の不調
 妊娠、子育て
心の症状
グリーフケア
介護と高齢者のケア
ガンと難病
足湯と目の温湿布
 足湯
 目の温湿布
5時間目のまとめ

6時間目 生活の中で

「生活は豊かになる」のが自然
幸せへの方向転換
生活の中での気功
 おそうじ
 朝の光の中で
 通勤、通学
 お仕事前に
 ちょっと一息
 仕事が一段落したら
 お風呂と温めること
 食前、食後
 お休み前に
 深く眠る
習慣になることの力
6時間目のまとめ

7時間目 自然の力に目覚める

自然の力
「願いはかなう」のが自然
性の封印を解く
心の万有引力
「願いがかなう」ための方法
 1 不自然をなくすプロセス
 2 自然の働きを高めるプロセス
心の自立と「ゆるす」こと
すべては「私」からはじまる
気功という快い生活習慣
7時間目のまとめ

おわりに (終礼)


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現在予約受付中。
購入は気功商店街からどうぞ。

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はじめに──気功の学校へようこそ

ちくま新書から、もうすぐ発売になる
『気功の学校』。
タイトルが学校なので、目次も7時間の時間割になっています。
以下、「はじめに」の部分をこっそり紹介しましょう。
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気功の学校へようこそ。

気功はやさしい健康習慣です。
誰でも手軽にできるのが気功のいいところ。
ちょっとした時間を使って楽しんでみてください。

大切なのは、十分なリラックスです。
頑張るのではなく、力を抜いてゆるむ。
そこに気功の基礎と極意があります。

ところが、力を抜こうとすると案外難しいもの。
本書ではその秘伝とされてきたコツやしくみを、
初歩からわかりやすく学んでいきます。
七章に分けて時間割を組んでみました。

1時間目……オリエンテーション。まず気功の全体像をつかみます。
2時間目……基礎。音読するような気分で読み進めてください。
3時間目……理論。「なぜ?」がわかると学びが豊かになり、応用が自在になります。
4時間目……実習。選び抜かれた、やさしくて効果的な気功を体験します。
5時間目……保健。健康の秘訣と、症状別の方法を学びます。
6時間目……生活。日々の生活を豊かにする、ちょっとした工夫を試してみましょう。
7時間目……心。気功の最前線、「心」が秘めている大きな自然の力を知ります。

気功は悠久の大地、中国で生まれ、
医療面で大きく発展してきました。
老子や孔子の教え、仏教や禅、武術や伝統医学など、
気功の源流は実にジャンルが広くそれぞれが奥深い。
その深い井戸の底はつながっていて、どこから汲んでも同じ清らかな水。
老若男女すべての人を潤す、共通の源である「自然」という水です。

美しい景色や出来事にジーンと心を打たれるのは、
私たちの心が自然の響きを宿しているから。
整った空間にいると落ち着くのは、
体の中に調和の働きがあるから。
大自然と体の自然はお互いに響き合っています。
今、本当に必要なのは
「自らの自然を護り育む」こと。
体の自然がよみがえると、心身が健康になることはもちろん、
持っている力の全てを発揮するようになり、
ダイナミックな生命の波動は自分から周りへと伝わり、広がっていきます。

気功の学校で学ぶのは
「自分を大切にする」ことです。

はじめて出会った人には素直に敬意がはらえるのに、
一番身近で大切な自分をないがしろにしていることがとても多いのです。
痛みや凝りは、「もっとだいじにしてね」という体からのサイン。
そっと耳を傾けてみてください。
体の中には三十八億年前から
一度も途切れることなく続いている生命の働きがあります。
その「体の自然」に聞いてみるのです。

ポイントは気持ちよさです。
無理な努力はなかなか成就しないもの、
体が思わず動いてしまうことの中に成功への鍵があります。
この本のタイトル「気功の学校」は
気功協会のメイン講座の名前でもあります。
北海道から沖縄まで、
日本全国から京都へ集う受講生に共通しているのは、
ワクワクしながら学んでいることです。
ある人は体の変化に、ある人は心が楽になっていくことに、
またある人は夢や生活が豊かにふくらんでいくことに心をはずませ、
るんるんの学生気分で通ってきます。

そして、この本を読んでいるあなたも、
体がふわ〜っとゆるみ、心がのびのびとして、
イメージしたことがスムーズにかない、
よみがえってきた自然の力にワクワクすることになるでしょう。

「自分を大切にする」心地よい習慣を、
今、ここからはじめていきましょう。

担任 天野泰司

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購入はこちらからどうぞ。

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気功生活60号

学校

大切な何かを
学びたい気持ちと
伝えたい気持ちが
出会う場所。


昨日、会報『気功生活60号』を発送しました。
9月の新刊のタイトルが『気功の学校』。
そして、
「学校」って何だろうと、
改めて心を澄ましてみて、
出てきたのが上の言葉です。

気功はやさしい健康習慣。
技術はもちろん、その心をつかんでもらいたいというのが私の気持ちです。
核心が明確になっていると、その応用は自在です。

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禅密功の本質について

「性は自然なものである」。
これは、中国大連での
第一回目の禅密功研修旅行の時に、
劉漢文先生から直接聞いた言葉です。
性に対する誤解はとてもたくさんあります。
それは故意に隠そうとしたり、
恥ずかしいことやいけないことだと考えたりすることで、
性を意識的に閉ざし、律してきたことに大きな原因があります。
自然に任せれば性が乱れると考えるのは、
抑圧されてきた性に対してのみ当てはまることで、
本来はただ自然な営みとしての性があり、
性の自然が保たれていれば、
人間がお互いにつながり合い、
助け合うことも自然に行われるようになります。

禅密功の本質は、
この性の自然性にあります。
誤解がないように、
性的な秘技として扱われる房中術とは
特に一線を引いておく必要があります。
例えば、性を通じて健康になるというように、
性を何かのための道具として使う
という時点で
既に性の自然性を失っているからです。

禅密功では、純粋に性のエネルギーそのものを扱います。

そのために、まっすぐにゆるんで立つ(あるいは座る)姿勢をとります。

頭頂部(天頂)、会陰周辺(密処)、両かかとの間を三点として、
その三点が常に一線上にあるように動くのです。
そうしてまっすぐになると、
今まで体を支えていた全身の筋肉が
一斉にふっとゆるむので、
急に支えがなくなったようなゆらゆらした状態になり、
体は自然にゆれはじめます。

背骨は生命エネルギーの主要な通り道で、
背骨の微妙な緊張や傾きが性エネルギーのつかえとなり、
無意識的に体を壊したり、
何らかの行動のやり過ぎとして表に現れてくることは
整体ではよく知られています。
そのために整体を学ぶ時には、
背骨を一つ一つ観察することが基本になっていて、
治すのではなく、自然の流れに戻すことをしていきます。
特に、背骨のすぐ際の一側のラインは、
下からあがってくる流れが骨盤からの性の働き、
上からおりてくる流れが大脳からの神経系統の働きと見ることができ、
そのつかえている場所を見ていくと、
性エネルギーが何に転化しているか、
思考的なエネルギーが何に転化しているか
ということが読み取れます。
すーっと指でなでていくとなんとなく止まる。
そんな簡単なことで、性や思考のつかえが読み取れるのです。

もし、背骨の一側のつかえをそのままにして、
性エネルギーを盛んにしたとしたら、
よけいに体を壊したり、やり過ぎがおこったりするでしょう。
そのために、治療と称して
生命力を落とすような方法が盛んに行われているのです。
生命力わ落とせば症状も治まる。
それはあたりまえのことですが、あまり賢い方法とは言えません。
ところがつかえを調整しないまま、
無闇に生命力を盛んにすれば、
いよいよ症状は激しさを増していくばかりです。

ところがほとんどの症状ややり過ぎ的傾向には、
この性と思考がからんでいます。
そこで、背骨の信号を読みながら
体のエネルギーの交通整理をしていこうというのが、整体の手法です。
病気がないから交通整理がいらないかというと、そうでもなく、
エネルギー排泄のはけ口が、
自分にではなく他人に向けられている場合には
周囲の人が大変な迷惑を被ります。
それが犯罪や様々な社会問題、
過剰競争や環境破壊を生んできた
最も根源にあるものです。
それと同時に、
自分にとって最も得意な形で
性のエネルギーを昇華させた場合には、
慈悲や助け合い、
一人の人への愛情であったり、
大きな人類愛となって外へ現れ出てきます。
ここでいう愛情は
一般的な恋愛感情とは似て非なるもので、
なんの執着もない純粋な愛として、
性の自然性が立ち現れてくるのです。

禅密功が目指している、
人天合一という境地がまさにそれです。
本来の自然な性に還る。
そのことを先天に還るとも言います。
先天、生まれる以前にあるものとは、
純粋な性の働きそのものです。
性を否定することは連綿とつながってきた命の流れを否定し、
自分の存在そのものを否定することになります。
では何かを肯定するのかといえばそれも偏りになるので、
あえて肯定も否定もしない。
ただ純粋なありのままの性の働きを感覚し、
そのままに見てとる。
そういう態度の中に禅密功はあります。

三点一線が、
禅密功の基本中の基本であり、
神髄の中の神髄であるのはそのためです。
背骨が天地軸に解放された時に、
エネルギーも解放されて心身が自由になる。
無意識に作っていたとらわれからほどかれ、
心身ともに自由自在になる。
それが禅密功の自由な動き(蠕動)です。
そして気持ちよさを味わいながら、
ゆっくりしなやかに動くという中にその制御のしくみがあります。
それが、
体の中でいつも持続的に働き続けている
「純粋な性」を感じるメソッドなのです。
つまり、
性は日常にあたりまえにある。
それがお化粧になったり、ファッションになったり、
芸術になったり、素晴らしい仕事になったりする反面、
病気になったり、悪口になったり、暴力になったり、
余分な反発にや、過剰な自慢や謙遜となって現れたりして、
とてもややこしいのです。

そこで、背骨をまっすぐにゆるめた上で、
感覚を繊細にして、
性の本質をじっくり味わっていきます。
味わえば味わうほどに、
「ただありのままにある喜び」という
性の本質に近づいていきますから、
何かをしようという意図的な運動が生じないばかりか、
動いているのか動いていないのかわからないような動きの中に、
自然で美しいありのままの動きだけが残るようになっていきます。

動きつつその反対の動きをするというのが、
劉漢文先生が教えてくれた、
先天の動きのもう一つの練習方法で、
反対の位相の波が重なると
シーンと静まり返るノイズキャンセリングの原理のように、
何もない感じになります。
その何もない中に、
でも命の息吹は残っている。
それが、連綿と私たちのいのちをつないできた「性」なのです。

「禅密功をしている人は笑っている」。
これも劉漢文先生が言ったことですが、
笑いは性が自然に発露したものです。
突発的にゲラゲラ笑うのではなく、
ずっと穏やかな微笑みが続いている。
それが禅密功を練習して
性の自然性を手にした証明のようなものです。
だから無理に笑うのではなく
思わず微笑んでしまうし、
ふっと笑いのモードに入ると、
なんだかわからないけれど
思わず腹をかかえて笑ってしまうようになります。
そして、笑いはゴールではなく、スタート地点です。
全身に広がっている、
かすかで自然な性の気持ちよさを一時も失うことなく、
練習を重ねていくと、
自分という枠を超えた無意識の世界に
直接アクセスできるようになっていきます。
無意識を活用することがもう特別なことでないことは、
願望実現法や新月の願い事が急速に広まっている様子からもわかります。
そして、無意識がもっと日常的なものになると、
おそらく言葉が生み出された時以来の
人類意識の大変革がおこるでしょう。
これから気功が果たして行くのは、
そこへの橋渡しではないかと思っています。
意識的な面からだけではなく、
具体的な体を通じて、無意識へのアクセスを自由にしていく。

生きていることの喜びを
誰もが自然と感じながら生活し、
不幸になるなんてとても難しくてなかなかできない。
気功がそういう状況を作り出すための
重要なツールになるだろうというのが私の予想です。

性に関するこのあたりの基本的なことは
とても重要なことなので、
新刊『気功の学校』でも、最終章でふれました。
今までは秘密とされてきたことが
公然と語ることができるようになり、
誤解なく実践できる環境が
今ちょうど整ってきたところだと感じたからです。

私は、「今、生きている」という原点を
いつも心にとめて気功を続けていきたいと思います。

天野泰司

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気功の学校・気楽編 四十六

新刊
『気功の学校 自然な体がよみがえる』。

今日で責了になりました。
あとは8月末に印刷が上がり、
9月初旬に書店に並ぶのを待つばかりです。

「気功の学校」はこの連載のタイトルでもありますが、
気功協会のメイン講座の名前でもあります。
学校と銘打った中に、およそ三つの意味があります。

一つは、整理された形でわかりやすく学ぶこと。
二つ目は、常に新しく学びをはじめるつもりで、初心に還ること。
そして三つ目は、本当に大切なことを
学校教育の場で誰でも学べるようにしたいという願いです。

気功が面白そうだと思ったのは、かれこれ二十数年前。
大学四回生の頃、朝日カルチャーセンターに新規開講した気功教室に通い、
練功十八法や亀蛇気功などいくつかの形を習って覚えました。
その後卒業旅行を兼ねて初参加した中国での気功研修では、
禅密功という気功を習い、
以後会社に勤めてからも毎年その時期は有給休暇を取って中国に通う、
休み時間には気功をしている、朝礼のスピーチでも気功の話しかしない、
という不思議なサラリーマンをしていました。
妻のすすめもあり、会社を辞めて気功に専念できたのは幸いでした。
事務や企画の仕事をしながら、いろんな先生からたくさんのことを習い、
その度にすばらしいと感動する反面、
あの先生はこう言っていたけれど、この先生は別のことを言っている。
ということで、深みにはまればはまるほど、細かな矛盾に悩むようになります。
その本格的な整理に乗り出したのが
二〇〇〇年に気功協会を設立したあたりのことで、
幸運なことに心身の基本文法を明快に整理して伝えている
氣道との出会いもちょうどその頃でした。
幸運というものは重なれば重なるもので、
私がいちばんはまっていた禅密功の本家本元の大先生に
直接習うことができるようになったのもちょうど同じ時期でした。
その劉漢文先生が
ほとんど初対面の私たち日本からの研修団に対して、
「自然が先生で、私たちは自然を学ぶ生徒」
「小学校の同級生のように交流しよう」と切り出したのにはびっくりしました。

「気功の学校」は、そうした流れを汲んで、
自然の原理にそって矛盾や対立がないように、
シンプルに気功を整理統合する場となり、
何度も何度も原点のゼロに立ち戻りながら、
その時々に新しい何かを生み出す場となり、
そして、小中学生にも伝えられるほど簡単でわかりやすい方法に
内容が絞り込まれる技法精錬の場となっていきました。

今回の出版元、筑摩書房は国語の教科書も作っているので、
将来は「気功」の教科書をと夢が膨らみます。

気功の歴史や源流から、願いをかなえる方法までを
ひとつながりの文脈として書いている本は他に例がないと思います。

手軽な新書判です。
どうぞお手に取ってご覧ください。

NPO法人気功協会運営責任者 天野泰司

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