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気功の学校・氣楽編 四十七 

Tokeidai

最近、受験勉強の面白さを思い出しています。

ともすると役に立たないものの
代名詞のようにも言われる受験勉強ですが、
内容はどうであれ、
ある目標のレベルに向かって自分の能力を引き出す訓練としては、
とても面白いところがあります。

当時、志望のコースに京大の農学部を選んだのは、
家が農家だったのと、
大学を見に来て学食や環境が気に入ったという程度の理由で、
ただなんとなくここに行こうと心に決めていました。
京大の学食は北に行くほど美味しいというジンクスがあるのですが、
私が選んだ農学部は京大の中でもいちばん北側にあり、
ほうれん草のおひたしやじゃこおろしなど、
好きなものを自由に選べるカフェテリアスタイルが気に入りました。

志望校が決まってからも、勉強はそこそこしていたのでしょうが、
特別に努力したという記憶は残っていません。
記憶にあるのは高校の近くにあった本屋さんに立ち寄っては、
勉強法の本を拾い読みしていたことです。
当時、一冊の本を読み切るということはほとんどありませんでした。
文字を目で追っているとたいてい
猛烈な眠気が襲ってきて先に進めなくなるのです。
計算も得意ではなかったし、読書や国語は大の苦手でした。
そこで、なんとか楽に勉強ができないものかと
本屋さんで勉強のコツの部分だけを収集していたのです。
覚えたいものは寝室の天井に貼るとか、
重要事項をテープに吹き込んで眠りながら聞くとか、
まゆつばで誰も手を出さなかったような勉強法を
いろいろと楽しんでいたように思います。
そうして、知らないうちに
潜在意識を上手に使う勉強法にはまっていたようです。

そして、大学四回生の時に朝日カルチャーセンターの講座で、
気功と出会いました。
全身の余分な力を抜いて楽に動く(=放鬆)。
大脳を深くリラックスさせて心の静かな状態を味わう(=入静)。
受験勉強からの続きで、「そーか、そーか」とうなづいてはみるものの、
それが実感として味わえるようになったのは比較的最近のことで、
ずいぶん回り道をしたようにも思います。

それは、
今まで気功の適切な地図やガイドがなかったからだと
私は思っています。
私が二十年以上かかったことを、一年で伝えたい。
骨格だけなら一日で手渡したい。
ふと出会っている一瞬でも本質は伝わる。
そうした思いが、今の「気功の学校」のレッスンを生み出し、
新書『気功の学校』を書かせました。

最近は手作りのPOPを持って書店をまわっています。
『気功の学校』が積まれているのを見て嬉しくなり、
売れ具合を見てワクワクし、
店員さんが喜んでくれる表情を見て幸せになります。
それから受験参考書コーナーもついでに一巡し、
最近の動向を確認します。
気がつくと娘も受験生。
なんだか振り出しに戻ってきたみたいです。

NPO法人気功協会運営責任者 天野泰司

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