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気功の学校・氣楽編 四十九

二〇一一年の気功の学校の授業が始まりました。
今年の京都は雪が多く、初日の新春の会も雪の降る中、
全国から集う受講生の熱気に包まれたスタートになりました。

気功の学校で学ぶのは、知識や技術というよりは、
知識以前の何か、あるいは技術以前の何かです。
その形もなく表現もできない何かのことを「気」と呼び、
仮に言葉や姿勢や運動を通じて
気の働きを学んでいくのが気功の学校です。
「気」とは「自然の働き」と言い換えてもいいでしょう。
自然は身の回りのどこにでもあり、
私たちの体の中ではっきり働き続けています。
そのあまりにも当たり前で忘れがちなものに改めて気づいていくのです。
ですから、気功の学校では
たくさんの知識や方法を覚えるのではなく、
できるだけシンプルな素材を使って、
その時々の変化を学ぶようにしています。

京都に住むようになって一年半ほどになりますが、
ここにいると千年ほどの人々の営みが
あたりまえに身の回りにあることに気づかされます。
立春の前日の節分には、各地で古式にのっとった追儺式が行われます。
特に有名なのは吉田神社の節分祭で、
奥宮の大元宮から京大正門あたりの道路までびっしり夜店が立ち並び、
蕎麦の河道屋や湯豆腐の順正など老舗の屋台も毎年顔を連ねます。

大元宮には全国津々浦々の八百万の神々が祀られていて、
節分の時に神殿の前に立つ厄塚に触れると、
全ての神々と感応し、厄や心の中の鬼が祓われるのだそうです。
節分祭は
「厄神が荒ぶることなく山川の清き地に鎮まる」ために執り行われます。
厄であっても神。気功にも通じる神人和楽、
人天合一の精神は、様々な形で途絶えないように護られ、
千年以上の時を越え、繰り返し繰り返し伝えられているのでしょう。


 NPO法人気功協会運営責任者 天野泰司

Yoshidasetubun

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