2002.2.16-17 山部嘉彦さんの こころの気功
気功の新時代が始まった。伝統的なアプローチの中の悪しき慣習をザックリ捨て去り、気功が誕生した時の純粋な原点に戻って、新しい気功の理論と、練習体系が今この場から生まれようとしている。
「原始生命体からヒトまで、生命が進化してきた道筋そのものが、実はそのまま私たちの心の原形となっている。」 山部さんの仮説は斬新で、また、やってみるとなるほどとうなずけるのがすごい。原始の動きは単純な振動、ゆれである。そこから軸と中心が生まれる。気功で言えば天地軸の運動が昇降で、中心末端の運動が開合である。とても単純だが、既にここまでの段階で心の本質が見える。
「心の本質は、自己愛と自由の獲得にある。」「私」を「私」として維持させようとすることと、自ら動いていこうとすることが最も基本的な生命意志であり、それはそのまま私たちの心の原風景をなしているのだという。
海底に根をおろすウミユリのように、背骨を自由にゆらし、そのまま静まると、自然に煙りが立ち上るような真直ぐな感じになる。 次はクラゲのように前後に開閉する。次は魚で、背骨の左右のゆれ、両生類になると前後の伸びが生まれ、ハ虫類になって後ろを振返るようになる。鳥類はさらに伸び上がって後ろを向くことができ、ホ乳類は妊娠の必要から腰がねじれるようになった。ヒトは唯一真上というニュートラルな感覚を持つ。こうした一連の動作を追体験していくのが新功法「背骨の記憶」。それぞれの動作を味わってみれば、みんなそれぞれ心の風景が違うことがよく解って面白い。
今回二日間のテーマは「背骨の意志」。来月のテーマは「内臓の感情」。シンプルな動作を練習しやすいように独立して取り出した「単操」の他に、気功太極十五勢も素材として出てきそうです。請う御期待!
気功で整えるのは「私」
「私」はどこにありますか?
「私」と言って指差してみると
「私」という感覚(意識)は
身体の中心軸に集まっている
ことがわかります。
では、
この「私」という意識から
一気にゆるめてしまいましょう。
みぞおちを
軽く押さえながら、
大きな口を開いて
ハーッと息を吐き、
体を前に倒す。
吐き切ったら、
みぞおちもゆるめ、
自然に息を吸って
起き上がってくる。
あくびが出る程度まで数回。
1日目の中心課題「背骨の意志」を受けて、
2日目のテーマは「立つ」こと
腰の彎曲を取り、手足を自由にすると、
背骨が開放される。
背骨の彎曲は動物時代につくられたもの。
山部さんの描写がきれい!
おへその裏側の処、
命門をゆるめる
のがその要点だが
わかりやすく
命門を全開にした状態が
この姿勢。
背中で両手を合わせ、そのまま
おしりを乗り越えて下へ行こうとする。
こちらは、足のゆるめ方
足の付け根の処、気衝と
膝裏がポイント。
これはきもちいい。
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