2007.6.20 活元&禅密の会 

6/20は、禅密功を晩年4年間教えていただいた、恩師・劉漢文先生のご命日。
3年たちました。

亡くなられる直前まで、私たちの訪問を迎えるお気持ちがあったようで
最後にきたFAXは、「大連訪問団は、延期させてください」と短い手紙でした。中止ではなく。
ほんとうに亡くなられる数日前でした。

その前の年には、引退を表明しておられましたが、少人数の経験者で訪問する予定でいました。
「もうたくさん教えました」とも仰っていて
断食に入られたあと、急に体調を崩されたようで
やんちゃで体力のある、劉先生らしい亡くなられ方だったと感じます。
絶対視されることを、ほんとうに嫌う賢さをお持ちで
中国人らしい、ビジネスライクな一面もありました。
破天荒な、スケールの大きさ。
やんちゃでキュート、本質的なところを惜しまずさっと伝えていく力量、
魅力的な方でした。

その後、東京の朱剛先生にさそっていただいて
お墓にお骨を入れる、納骨式に参列しました。
大連からはるか東北の丹東に、禅密気功の学習交流センターがあり
一度そこで習わせていただいたことがありました。
いまは老人施設になっています。
そこへ泊まって、朝からお墓へ。

劉先生だけがいない、けれどいつも気配を感じ、赤い夕日が
「密教は太陽信仰です」と仰っていたことを思い出させ、劉先生のよう。
禅密気功は、古い古い密教。弘法大師が伝えたころの。
だから太陽信仰、古神道とも重なるところがたくさんあります。

野口晴哉さんの広めていかれた整体の考え方とも、
共通する点がたくさんあり、二卵性双生児かと思うような。
本質的なところは、みな同じなのだと思えます。

野口晴哉さんのご命日も6月。去年までは、20日に「師を偲ぶ全国活元運動大会」を
整体協会のほうで、開いておられたようです。
時期的にも、活元運動をするのに最適な、動きたいのに雨で動けないような季節。
大きな動きや、思いがけない動きがいろいろに出てくる時で
汗もかき、あとの心身もすっきりとします。

このふたりが重なる大切な日、6/20。
私たちも例年、事務所で活元&禅密の集まりをもっています。
このふたつは背骨を中心に、みごとにつながりあっていきます。

劉先生は、最後に習った「動静楽寿」をぜひみんなに伝えていってほしい、と
何度も最後に手紙に書いておられました。
天野の冒頭の話は、その日にふさわしい
ぴりっとまとまった本質的ないい話でした。
下に、まとめてみます。

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活元運動は、体の中から出てくる無意識の動き。
みんなで行うときは、本物の活元運動、というよりは
それに向けての準備運動、無意識の訓練としてやっている。

なんとなくの反応、その時の姿勢。無意識にとっているのは、今一番都合のいい動き。
それが生活の全体を占めているのだから、
「都合がいい動き」の範囲が狭いと、可能性も狭くなる。

自由に、無意識に、瞬間さっと動ける範囲が広がることで、生活に変化が出る。

禅密功は、先天の動き・後天の動き、という分け方をする。

つまり、「この世に生まれる前からの動き・死んだ後の動き」があることを前提に
それを練習していくのが禅密功。

先天と後天を明確に線引きするのは難しいが、
活元運動はどちらかというと、後天の動きが多い。
筋肉的なこわばり、機能の衰えを無意識に解決することで、動きがスムーズになる
後天から先天の動きに向かうベクトルと言える。

禅密功は、先天からスタートし、魂が安らぐ動きを探す。
ゆっくり動き、動きつつ、動きを消していく。動いていることそのものをなくしていく。
「ゆっくり」もまた消すために、スピードが変わったり、制限がなくなることがあるが
激しい動きは出ない。

物理的ないのちを越えた部分と、つながって動くので
形にとらわれると、後から学習した「後天」になる。
それも必要だが、そこから抜けられないことがある。
活元運動と両方を行うと、その問題が解消され、やりやすいと思う。

7/7の七夕に向けて、4回の講座。その目標は、
「したいと意図的に思う」ことと、「体がしたい」ことを一致させていくこと。
物理的な体と、魂が元気になるところを目指したいし、
整えていける確信がある。

筋肉がゆるむと、指令を出しっ放しである緊張がゆるむ。
頭をゆるめることで、ほどけていくきっかけになる。

目に見えない動きを整えていくことを、忘れないように。
そのために動いている。

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頭部第2というポイントから頭をゆるめ、活元運動に入り
かなりよく動いた後、休憩をして
禅密功。
途中、劉先生の笑顔の気配を感じ、よかった、と思ったことでした。

みなさん、ありがとうございました。


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2007.6.26 いのちの気功 第一回

人気講座「整体の神髄&気功の神髄」。
今回から「いのちの気功」という名称で、七夕に向けて第一部が始まりました。
講師は天野泰司、お話から。

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野口晴哉さんは、「生命の自発性」を最も重視した。
いのちに基づいて、動いているかどうか。
自ら動くと、全力が出せる。自発的でないと、全力を出せない。

教育に自発性という扉が少ない。「させられる」ことでその子の力を奪う。
だれでも知りたい、身につけたい。
もともとのスイッチが入っているから、動いていく。
全力が出せることは、また大きなゆるみにつながり、能力の幅が広がる。

生まれたときは誰も、全力で生きている。
そして生まれる以前も。
「ブレーキのかかっていない状態」をめざす、戻るのが気功のテーマ。
そして「赤ちゃんになっていこう」という決心が「気功」。

第一部の目的は、「幸せな赤ちゃん」をめざすこと。
幸せな赤ちゃんは、幸せな一生を送る。幸せに生きて行ける強さを保つ。

「幸せ」には、客観的な基準は一つもない。
主観、心の状態に左右されている。
どんなに物理的に豊かだったとしても、幸せと感じられなければ幸せでない。
幸せと感じていることだけが幸せ。

気功をして、赤ちゃんの心身に戻り、幸せな実感を味わうことで
小さいときに幸せ感が少なかったとしても、徐々に塗り替えていくことができる。

自発的でない子育てはつらい。
性の働きが未成熟だと、赤ちゃんを可愛く感じない。
自然に性が働いていると、赤ちゃんが可愛くて本能的に手放せない。
ヒトの子は助けてもらわないと、生きていけない。

大人の幸せな感じが、赤ちゃんに伝わる。
私たちが「幸せな実感をもつ機能」を大切にしていくこと。

理性的な頭、本能的な腰。バランスをとって「人間らしさ」が形作られている。
頭の働き過ぎを押さえ、
腰の動ける幅、可動性の範囲を広げ
頭と腰の間をとりもつ、背骨の動きをスムーズにしていこう。

この季節のおすすめは活元運動。
そして、禅密功の基礎、築基気功。

受胎からの2年間は、気の固まりに、気で答える時期。
赤ちゃんは気で生きている。そこから気をそらすと、生きている充足感を失う。
自然にお互いを大切にし合う。
死もまた、気だけの世界に戻ること。

3才くらいまでに「好き・きらい、楽しい・楽しくない」ことが決まってくる。
嫌なものはいや、好きなものは好き、なほうがいい。
小学校でやるべきことは、「楽しい・楽しくない」という全体の土台を作っていくこと。

9才くらいから、16・7才の思春期に興味を持ったものは、一生続く。
一生かけていく値打ちがあるかを問い続ける。
「だいじなことがあり、くだらないことがある」という指標、物差しも出来上がってくる。
判断する力ができてくる。

私たちはみんな死ぬ。限りがある、全力で生きればいい。

誕生と死は、いのちを本質的に理解し、魂の世界に気づいていく主要な部分になる。

因果応報というが、原因と結果の間には
必ず「縁」、関係性がある。
どのように感じるか、どう処理するか。その成熟度で、結果が変わってくる。。
善悪は観念。固定しているものでなく、いつもひっくり返る。
思考が特定の結びつきしか起こらないのが問題、それは経験によって起こる。
観念は固定しやすい、それを打破する。そのために禅のような、たくさんの修行がある。
絶対的な善悪は無く、
自然に適っているか、適っていないかを指標にする。
自然はつねに変化し、意図的な働きが関与していない。

動きが無く、変化がない、固定して美しくない(いやな感じ)のものから離れ、
美しくてつねに動き、変化しつつあるものを選択する。

人と人との関係性の中に、自然がある。
人の心の自然、体の自然を大切にしていく。

実習・・てあて。赤ちゃんだとおもって、おへそに手をあてる。

人の関係性の本質は、気と気でつながっている。
他の人のうわさをしたり、棚に上げると、気がまぎれる。
気は、まぎらせてはいけない。
気は満ちるところに生の充足感がある。

性が充実している=お互いを助け合う、ということ。
人は助け合うような構造をしている。

赤ちゃんは気に満ちていて、気を求める。
大人は気を集め、赤ちゃんからも気をもらう。
その交流で気が満ちていく。
今生きている、ということは、生後13ヶ月間、誰も見放さなかったということ。
お互いにいのちを守ろうとする本能がある。

七夕に向けて、体で直接受け取る練習をしていく。
心に感じたものは、実現しやすい。
ゆるんで、かなう。

この時期は雨で、動きたくても動けない、エネルギーが圧縮される。
それがちょっとした引き金で、さーっと動くことを利用し
いのちを動かす。

気が動くと、体が動き、こわばりが抜ける。実際に動くことが大切。
感じたら動く。気持ちいい、しんどい、両方起こる。
いやなものから離れ、避けて、動きに乗る。

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宿題は、活元運動。生き生きとした音楽をかけて、するのがおすすめだそうです。

今週末6/30、七夕7/7の単独参加も可能です。お申し込みください。

まとめ・吉田純子

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2007.6.17 総会 終わりました

6/17、父の日。
きょうは7回目の、気功協会総会でした。
小学校に入れたくらい、でしょうか。

暑く湿度の高い午後、高槻の中心地、野見神社脇の
現代劇場が、今回の会場。
前回は西武高槻のホールをお借りしたのですが、
今回はピアノのあるところ、というので
こちらになりました。
窓から神社の緑が見える方向へ、椅子を並べました。

50人の参加。
原宣之さんの五十鈴。天河弁財天の五十鈴は、
とてもこまやかな音。丹羽ゆかりさんの声とあいまって、
あめつちの神とひとつになったような、始まりです。

岩橋裕子さんのオイリュトミー。
初めて見ましたが、きれいなものですね。
こちらも、畏敬の念をもって神と人がつきあう
ひとつの形を示したもののようでした。

吉田昭子先生の、シュタイナー医学の話。
医学の本質を知りたい、と
東洋医学の道から、いまはシュタイナー医学を
熱心にお勉強中の先生。もう80才近くなられました。

池川明医師が数多くの聞き取りから
「赤ちゃんは親を選んで生まれてくる」
「輪廻転生はある」と結論づけられたときに、
「やっぱりそうか」と思った、と。
死ぬときに体を脱ぎ捨て、霊的なものの集まる
宇宙のどこかへいくらしい。
そうした魂、心、体を含めて、
前世未来世も含めて
人とは何か、病とは何かを考えるのがシュタイナー医学。

病によって、人はどう生きるべきなのか、どう生きてきたのか
考えさせられ、とても勉強になる。
真剣に考えて病気を乗り越えていこうとする、本質的な魂の医学。

原宣之さんの五十鈴舞のお話。
実技も交え、シュタイナーと古神道をつなぐ
原さん独自の視点。
お互いに深いものを尊重しあう、笑いは感謝。
禅密功でも笑いを大切にする。
古神道ではタマフリといって、笑う方法がある。
神道はうずをえがく、日本のオイリュトミー。
など、独自の視点なのですが・・笑えます。

朱麗華さんの、今年の運気のお話。
今年は、黙ってたらだめ。下から上へ訴える、庶民中心にエネルギーを出す。怒る時は怒る。下手でも言ってみる。
伝えたい事を言葉だけでなく、全身で潜在意識に訴える
気迫が必要。

今年は全部が陰、来年からまた陽が増えていく年。
なので原点に戻る、目線を低くしてみる年。
マイナスのものを流す、アースすることが大事。
土をいじる、海で砂に足を埋める。
今の時代は毒素を貯めやすい。

場の雰囲気をよみ、五感をみがくこと。
何が正しい、ということはない。
呼吸を相手に合わせる。

常識や、「幸せとは何か」が変わる、転換の年。
6/6以降、今年らしいところへ入ってきている。
身辺整理をし、無駄な物を捨てること。
変化を楽しむこと。
人間性、母性、伝統芸能などを大切にする。

天野から、今年の気功協会のビジョン。
いのち。ということ。それがつながっている、ということ。
そして、新しい事務所を探していく経緯になったこと。
新しい動きをしていく時期ととらえ、
自分を大切にすることで、環境が整うよう考えていきたい。

rimaconaのソロで2曲、
おまちかね、「self」の生演奏に合わせて気功。
DVDと同じ曲、違うアレンジで、みんなで動きながら。
最後はDVDと同じように終わり、
なんだかじーんとしてしまいました。

二次会は高槻ジャズストリートの発祥の地、JKカフェ2F。
たまちゃんレンちゃんの日舞、
つねかつさんの紙芝居。
豪華な革張りのソファで、にぎやかにおしゃべり。

一貫してテーマがはっきりし、コンパクトにまとまった
楽しい総会でした。
すっきりと、雨も降り始めました。
みなさん、ありがとうございました。

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