伝わる教育
一燈園教育の特徴を端的に示した言葉に
「伝わる教育」というものがあります。
一燈園に行くといつも気持ちがよい。
道ですれ違う人がみな気持ちよく挨拶をしていく。
挨拶するときに、みんな手を合わせてくれるが、
そのことが形だけの作りごとではなくて、
何か内からにじみだしてくるようにして、
心がこちらに伝わってくる。
初めて一燈園の学校に行った時に、
すっと手を合わせて挨拶する生徒に出会って、
すばらしい学校だと心が震えたことを覚えています。
子どもの中の天性の輝きに打ちのめされたような感覚です。
これは決してオーバーな表現ではなくて、
こんな学校はおそらく他にないと今もって感じています。
一燈園では、生活教育ということを提唱し実践していますが、
それは、世間一般に言う、
生活のけじめをつけさせるとか
大きな声で挨拶をしようとか
奇麗に整理整頓しようとか
いう方法とは全く違うユニークなものです。
校長先生から「伝わる教育」と聞いて、
なるほどなあと思いました。
技術や知識は教えることが必要だが、
生活習慣というのは教えることができない、
それは伝わっていくのだと言う。
子ども達に向かって、靴をそろえなさいとは言わない。
ところが、大人が靴をそろえていると
子ども達は自分から靴をそろえるようになる。
手を合わせて挨拶することもそうです。
これは自然に伝わっていったものだったのです。
一燈園教育の魅力はこの「伝わる教育」の中に秘められています。
次回は、その秘密を野口晴哉さんの潜在意識教育と照らし合わせて
解き明かしていきましょう。
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